ニートが気まぐれでポン酢を紹介するブログ

地元で細々とポン酢を紹介するイベント、その名も「ポン酢会」というイベントやっております。そんなポン酢会で紹介してきたポン酢を中心に、日本が世界に誇れる調味料、ポン酢の魅力を知っていただくために始めたブログ。

北限の桃ぽんず

本日紹介するポン酢はコチラ

浅利佐助商店さんの「北限の桃ぽんず」290円(税込)150mlです。

f:id:Ponzu_selection:20190313212011j:plain
この商品を製造している株式会社浅利佐助商店さんは、秋田県鹿角市に本社があり、創業は明治5年(1872年)。「福寿」のブランドで味噌や醤油をメインに製造している醸造元で、他にも秋田名産の比内地鶏を使った鍋つゆや、同じく秋田名産の稲庭うどん用のつゆの製造なども手がけていらっしゃいます。

www.fukuzyu.com

この商品名にもなっている「北限の桃」とは何かと言いますと、浅利佐助商店のある鹿角市で生産されている「かづの北限の桃」のことを指すそうです。

かく言う東北人の私も

「桃といったら福島だよね」

という認識があったため、鹿角市が桃の生産地であることは知りませんでした。

 

実際に調べてみると、桃の生産量1位は山梨県、2位が福島県となっており、上位2県で全国の生産量の50%以上を占めています。さらに生産量第3位が長野県となっており、この長野県原産の品種である川中島白桃を鹿角市で生産しているようです。

ちなみに北限という言葉は、一般的に地理的な生産地の事を指すことが多いと思うのですが、今回川中島白桃の事を調べていたら、なんと青森県でも川中島白桃を生産している事実が発覚。さらに調べてみると、どうやら鹿角市のブランド「北限の桃」は本州で最も遅い時期に収穫される桃である、という意味での北限をさしたブランド名のようです。

 

そんなわけでその北限の桃を使用したこちらのポン酢は、醤油不使用のいわゆる塩ポン酢で、酸味はりんご酢とゆず果汁を使用。さらに桃ペーストが入っているため、外から見ると底部に桃の果肉が沈殿しているのがわかります。よく振ってから商品を試してみると、さっぱりとした塩ポン酢にネクターのような桃の甘みがしっかりと感じられます。調味料に桃と聞くと違和感を感じられる方も多いかとは思うのですが、よくよく考えてみたらカルパッチョなんかにフルーツソースを使ったりするわけで、意外とバランス良く仕上がっていて広い用途で楽しめます。

容量は150mlと少ないのですが、価格も手頃で試しに使ってみるにはちょうど良いサイズなのではないかと思います。

ちなみに私はこの商品を鹿角の道の駅で購入したのですが、浅利佐助商店さんの公式通販の他にもAmazonなどでも取り扱っているので、試す価値はある商品だと思います。