柚子こしょう青ぽんず
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(画像はフンドーキン醤油オンライショップより引用)
フンドーキン醤油株式会社さんの「柚子こしょう青ぽんず」355円(税込)250mlです。
この醤油を製造しているフンドーキン醤油さんの商品は、以前にも紹介していますのでフンドーキン醤油株式会社の詳細については、そちらをご確認ください。
と、いうわけで今回はさっさと商品説明の方に入ります。
この商品を製造しているフンドーキン醤油さんは、本社が大分にあるのでポン酢の主力商品もかぼすを使ったポン酢になるのですが、この商品に関しては柚子こしょうが入っているため、柑橘果汁は柚子果汁のみが使われています。
実際に口してみると、唐辛子の香りと柚子果皮の香りがしっかりと感じられます。始めに出汁の効いた醤油の味わいが感じられ、少し時間を置いてから唐辛子の辛味が追いかけてきて、後引く辛味が楽しめます。
柚子こしょうの主張がしっかりとしてるので、辛いものが苦手な方には少々厳しい感じがしますが、やはり柚子ポン酢と柚子こしょうの組み合わせは抜群で、好きな人にはたまらないポン酢だと思います。
個人的には宮崎料理であるような、鶏モモ肉の炭火焼やチキンソテーなんかに抜群に合うんじゃないかと思います。
ちなみにこの商品は楽天などの通販サイトでも比較的手に入れやすいので、辛いものが好きな方であれば是非お試しいただく事をお勧めします。
伊吹いりこのだしポン酢
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三星食品工業さんの「伊吹いりこのだしポン酢」505円(税込)360mlです。
(画像は西条市観光交流センターのサイトより引用)
この商品を製造している三星食品工業株式会社さんは、愛媛県西条市にある醤油メーカーで創業は昭和34年(1959年)で、現在は醤油および醤油関連の調味料を主に製造しているメーカーになります。
「美味しいは楽しい」をコンセプトに「季節ごとの食材の旨味を感じられる調味料」という考えのもと、主張しすぎず素材の旨味を引き出し、食事が楽しくなる調味料作りに取り組んでいる会社さんです。
それでは本題のポン酢の説明に入ります。
この商品の特徴は商品名からも分かる通り、出汁の素材としていりこが使われている点にあります。
「いりこ」と聞くと、私のような根っからの東北人にとってはあまりなじみのない言葉ですが、早い話が単なる煮干しのことです。ちなみに東日本では「煮干し」、西日本では「いりこ」と呼ぶのが一般的なようですが、西日本では多くがカタクチイワシが使用されることが多いようです。
ポン酢の出汁として使われる素材としては、カツオと昆布が使われることが多いですが、一応この商品にも原材料の欄に鰹節、鯖節、真昆布と記載されていますが、実際に口にしてみると、やはり煮干し出汁の味わいがしっかりと感じられます。
醤油の色も結構薄めのため、おそらく薄口系の醤油が使われているのかと思いますが、薄口醤油に有りがちな尖った塩辛さはなく、しっかりとした出汁の味わいでかなりまろやかに仕上がっています。使われている柑橘類はレモンで、柚子果汁のような香り高い味わいというよりは、コクのある出汁醤油の味をさっぱりとさせてくれるくらいの、どちらかというと控えめな酸味です。
酸っぱいポン酢が好きな方からすると物足りなさを感じるかなぁ…とも思うんですが、煮干し出汁の味が大好きな自分としては、結構好みの味です。
今の時期なら、新玉ねぎのスライスなんかにかけて食べると美味しいんではないでしょうか。
ちなみに三星食品さんのホームページにはブログのリンクもあり、そちらの方でも紹介されていますが、その中でこの商品は通称「レモンポン酢」と呼ばれているようです。
と、いうのも三星食品さんのオンラインストアでは現在、柚子ぽん酢、塩ぽん酢、伊吹いりこのだしポン酢(柚子)の3つがラインアップされており、今回の商品はラインアップされていません。「取扱店舗が少なく、HPの商品案内にも載せていませんが…」
との記載があったので、おそらくは数量限定生産なのかもしれません。
ちなみに私はこの商品を大阪のスーパーで発見し、購入しました。
というわけで、なかなか貴重な商品なのかなぁと思っていたら、普通にAmazonで売ってました。笑
https://www.amazon.co.jp/三星食品-伊吹いりこのだしポン酢-360ml/dp/B06Y66LYVJ
一応、楽天の方にもありましたけど、最小で5本セットと中々ハードルが高い設定になっています。
瀬戸内 伊吹いりこのだしポン酢360ml 5本セット【送料無料】【smtb-KD】
個人的にはこのポン酢の出汁の味わいが気に入ったので、次回は是非塩ポン酢を試してみたいです。
デコポン 火の国ぽん酢
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ホシサン株式会社さんの「火の国ぽん酢」637円(税込)250mlです。
(画像はAmazonより引用)
この商品を製造しているホシサン株式会社は、熊本県熊本市に本社を置く、味噌、醤油、酢、ソースなどの加工調味料を製造している会社で、創業は明治39年(1906年)です。
主な商品としては今回紹介する火の国ぽん酢以外にも、九州特有の甘口醤油や「カンタン便利シリーズ」といって調味料をECOパックで必要な分だけ使えるようにした調味料としてトマト&バジルジュレや、バジル酢みそ、ゆず入りすみそ、ごま de みそなど個性的な商品の開発製造なども手掛けていらっしゃいます。
それでは本題のポン酢の説明に入ります。
このポン酢の最大の特徴は、何と言ってもデコポン果汁が使用されている点にあります。デコポンはご存知の通りそのまま食べることの多い柑橘類ですので、ポン酢に多く使われる柚子やすだちなどと比べ糖分が高く、フルーティーな味わいが特徴のポン酢となっています。私の経験上、こういった食用に用いられる柑橘類を使ったポン酢では、他に柚子やすだち、橙などといった酸味の効いた柑橘果汁と合わせることが多いのですが、この商品で使用されている柑橘果汁はデコポン果汁のみです。そのため、実際に口にしてみるとデコポンのフレッシュな甘さで、酸味はかなりマイルド。出汁もしっかり効いており、酸っぱいポン酢が苦手な方やお子様でも非常に食べやすいポン酢に仕上がっていると思います。
さらに前述のカンタン便利シリーズでも、この火の国ぽん酢がラインアップされており、こちらはジュレ仕立てになっています。私はまだジュレの方は試していないので、試した際にはこのブログにあげたいと思います。
ちなみにホシサン株式会社のホームページには、この火の国ぽん酢を取り扱っている店舗も掲載されており、関東圏や大阪・京都・兵庫・福岡そして熊本で扱っている店舗が多いようです。さらに百貨店などに多く出店している北野エースでも取り扱っているので、比較的入手しやすいと思います。実際、岩手在住の私も盛岡カワトク内にある北野エースで購入しました。
通販サイトでも取り扱いが多いですので、ぜひ一度試していただくことをお勧めします。
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牡蠣ぽん酢醤油
世間の流行りにのっかって、元号が令和になって最初に紹介するポン酢はコチラ
玉松味噌醤油さんの「牡蠣ぽん酢醤油」540円(税込)300mlです。
(画像はAmazonより引用)
この商品を製造していた玉松味噌醤油さんの商品は、以前にもうめぽん酢醤油で紹介しているので、そちらを参照していただければ幸いです。
以前の記事でも書いている通り、玉松味噌醤油さんは今年(2019年)の1月に倒産しているため、現在は在庫品しか手に入らない状態になっています。ちなみに玉松味噌醤油さんの創業は1937年(昭和12年)ですので、昭和に創業した醸造元が平成最後の年に廃業し、その商品をあえて令和に紹介するという、中々イタイことをあえてやってみたいと思います。
この商品の特徴は、商品名からも分かる通り牡蠣エキスを使っている点になります。さらに出汁として一般的なカツオ・昆布だけでなくホタテエキスも含まれており、ガッツリとした旨味が楽しめます。実際に口にしてみると強烈な魚介の旨味が口の中に広がります。酸味自体はかなり控えめで、一般的なポン酢というよりはさっぱりめの出汁醤油といった印象。実際このポン酢にはもろみ酢が使用されており、穏やかな酸味が濃厚な出汁の味わいを引き立ててくれています。
個人的には好みの味わいではあるのですが、何より残念なのはこの商品がすでに生産終了になっていることです。せっかく美味しいポン酢ですので、店頭で見かけた際には試していただくことをお勧めします。
長崎ポンス
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チョーコー醤油さんの「長崎ポンス」896円(税込)200mlです。
このポン酢を製造しているチョーコー醤油さんは、長崎県長崎市に本社がある醤油メーカーで創業は昭和16年。支社は東京・大阪・福岡・長崎・名古屋・佐世保・五島にあります。ちなみにチョーコー醤油は製造部門と販売部門が別会社という扱いになっておりまして、チョーコー醤油という会社は商品の販売をしている会社で、製造部門は長江醤油という会社が製造を担っています。
先述の通り、チョーコー醤油さんは西日本を中心に支社があるため、流通量が多く、私の住んでいる東北でも、チョーコー醤油さんのポン酢はけっこう見かけます。さらにポン酢の種類も7種類あり、ポン酢マニアとしてもけっこう馴染みのあるメーカーになります。
それでは本題の長崎ポンスの紹介に入ります。
この商品名の「ポンス」という言葉に違和感がある方もいらっしゃるかもしれないので、余談になりますがポン酢の語源の話を少し…
そもそも「ポンス」とはオランダ語で「柑橘果汁」のことを指すようで、日本語の「酢」という言葉を当てはめたのが始まりのようです。そもそもポン酢とは柑橘果汁に酢を加えたものだったのですが、それに醤油や出汁などを加えたものが「味付けポン酢」ということになります。すなわちポン酢界の巨頭「味ぽん」は単純に味付けポン酢を略したものを商品名にしたということになり、現在は味付けポン酢のことを称して「ポン酢」と呼んでいるわけです。
かなり本題からは脱線しましたが、このポン酢の最大の特徴は醸造酢を使用していない点です。下の写真を見ていただければわかりますが、原材料に醸造酢が入っていないんです。
そのため、酸味を全てゆず果汁で出しているため、1本200mlのこのポン酢になんと柚子4玉分の生搾り果汁が含まれています。さらに使用されている砂糖も喜界島産のさとうきびの粗糖、長崎産の焼きあご(飛び魚)など厳選された高級食材がふんだんに使われています。
実際に口にしてみるとゆずのフレッシュな酸味がしっかりと感じられます。酸味自体はあまり強くないのですが、ゆずの風味でさっぱり感がかなり強調された味わいです。醤油の味はかなりまろやかで、感覚的な塩気はかなり控えめで、飲めるんじゃないかと思えるくらいのバランスの良さが際立っています。
ちょっと値段は高めではありますが、使われている食材を考えると仕方ないのかなと思いますし、正直値段なりの価値はある商品だと思います。
こちらの商品は通販でも取り扱いが多く、手に入りやすいのでぜひ試していただきたいポン酢の一つです。
塩・ぽん酢
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セゾンファクトリーさんの「塩・ぽん酢」972円(税込)240mlです。
この商品を製造しているセゾンファクトリーさんは山形県東置賜郡高畠町に本社があり、「世界に向けて発信する、こだわりのフードブティック」をコンセプトに「MADE IN JAPAN」の素晴らしさを世界に向けて発信し「食のスーパーブランド」を目指している会社です。
ちなみに社名であるセゾンファクトリーは「季節・旬を生かす工場」という意味で、素材やおいしさにこだわった商品作りをされています。
直営店は全国に27店舗あり、そごうや伊勢丹、大丸百貨店などのデパートに出店しており、どちらかというと食材にこだわった高級路線の商品を多く取り扱っています。
そんなわけで、本題のポン酢の話に入ります。
以前も塩ポン酢は紹介しているのですが、その中で個人的な塩ポン酢の分類として、柑橘類の酸味を前面に出した「サッパリ型」と、出汁の味わいを前面に出した「うま塩型」という分類をしていると書きました。
では、今回のポン酢はどちらなのかというと、「うま塩型」に分類できると思います。口にした瞬間から鰹や昆布の出汁の味がガツンときます。実際に原材料を見ると、かつおだし、こんぶエキス、合わせだし(かつおかれぶし削り、そうだかつおぶし削り、まぐろぶし削り、あじぶし削り、干ししいたけ)と記載されており、かなり出汁の味わいにこだわった商品であることがここからもわかります。
あと、もう一つこの商品の特徴は、一応塩ポン酢ではあるんですが、醤油が使用されています。原材料にもしろしょうゆ加工品(白だし)と有機しろしょうゆとの記載があります。全体としてけっこう甘めな味付けになっていることもあり、かなりまろやかな味に仕上がっています。
確かに美味しいし、いいポン酢だとは思うのですが、
ぶっちゃけ値段が高過ぎ!
容量も決して多くはないし、普段使いにはあんまりオススメはできないかなぁ…
と、いうのが正直な感想です。
少し悪口は書きましたが、美味しいポン酢であることは事実です。
ちなみにセゾンファクトリーさんのweb shopではラッピングにも対応しているので、お土産なんかで使うのにはいいかなという感じですね。
とび魚ぽん酢
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株式会社ホクショクさんの「とび魚ポン酢」734円(税込)300mlです。
このポン酢を製造しているホクショクさんは「キッコーシンしょうゆ」という醤油を製造している会社で、元々は新潟の醤油醸造会社18社が協同で立ち上げた「新潟県醤油協業組合」が、その販売会社として昭和49年に創業した会社になります。
現在はできるだけ原材料にこだわり、不要なものを避け、食材の風味を生かす化学調味料無添加の商品の開発・製造・販売を手がけている会社です。
余談ですが、ホクショクさんでは実際にご自宅で醤油作りを体験できるように「親子でたのしむmyしょうゆ手作りキット」というものの販売もしています。
かく言う私も若干興味があるので、機会があれば購入してみようかなと思っています。
と、言うわけでそろそろ本題のポン酢の話に入ります。
今回紹介するポン酢の特徴は、商品名からも分かる通り材料として、とび魚が使用されていることです。とび魚の出汁は一般的に「あご出汁」と呼ばれ、福岡や長崎あたりで雑煮の出汁として使われているというのは聞いたことがあります。近年ではラーメンの魚介系スープとしても用いられることが多いのですが、正直新潟県で使われるということは知りませんでした。調べてみると、新潟県でも佐渡では古くからとび魚の出汁が使われていたらしく、このブログでも以前、別のとび魚ポン酢を紹介しています。
そんなわけで実際に口にしてみると、まず最初にしっかりとした出汁の味わいが主張してきます。原材料にカツオは含まれているのですが、それ以上に馴染みのある煮干しの味とは違った、香ばしい感じの魚介の味。酸味はかなりマイルドで、出汁の味わいを引き立たせてくれるような深みのある酸味。この商品に使用されている醸造酢には、一部玄米黒酢が使用されており、それが黒酢特有のクセを感じさせない範囲で柚子果汁のさわやかさと共に酸味に深みを与えてくれています。
個人的に新潟のポン酢は出汁の味わいを強調したものが多い印象があるのですが、その中でも出汁の旨味をダイレクトに楽しめる個性的なポン酢に仕上がっていると思います。
ちなみにコチラの商品は、私が昨年北信越にボッチでポン酢探しの旅をした際に、新潟市の万代島鮮魚センターで購入しました。ポン酢に限らず新潟の魚介も楽しめる施設ですので、観光の際は行ってみることをオススメします。
通販では一応Amazonでも取り扱いがありますので、一応リンクを貼っておきます。