ニートが気まぐれでポン酢を紹介するブログ

地元で細々とポン酢を紹介するイベント、その名も「ポン酢会」というイベントやっております。そんなポン酢会で紹介してきたポン酢を中心に、日本が世界に誇れる調味料、ポン酢の魅力を知っていただくために始めたブログ。

梅ぽん酢醤油

本日紹介するポン酢はコチラ

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玉松味噌醤油さんの「うめぽん酢醤油」540円(税込)300mlです。

いつもだと商品名を書いた後に製造メーカーの説明を書くのが定番なんですが、今回も同じように玉松味噌醤油さんのことを調べようと思ったら、なんと今年(2019年)の1月11日付で廃業していました

廃業したことを報じていた新聞記事によると、玉松味噌醤油は宮城県大河原町に本社があり、1937年創業。地元素材を使う「土産土法」を掲げ、味噌、醤油、調味料、飲料など多彩な商品を製造、販売されていて、10年ほど前のピーク時には年間売り上げが6億円程もあったそうです。ところが2011年の東日本大震災で、宮城県沿岸部の取引先が被災し、売り上げが減少。近年は売り上げがピーク時の半分以下に低下する一方、資材の高騰などで経費がかさみ、経営が悪化していたようです。

www.kahoku.co.jp

ちなみに宮城県の地理に詳しくない方に説明をすると、玉松味噌醤油さんがあった宮城県柴田郡大河原町は、宮城県でも内陸部にあるため、恐らく直接的な被災はされていないとは思うのですが、直接被災していなくても震災の影響って大きいんですよね。なんか同じ東北で商売をしている人間として、色々切なくなるような話ですな。

 

という訳で、現在は販売されていないのですが、備忘録も兼ねてブログを書こうと思います。

ちなみにこのポン酢は昨年のゴールデンウィークに、東北でポン酢探しの旅をしていて見つけた商品だったんですが、宮城県内のおみやげ屋さんや道の駅、大きめのスーパーなんかにも結構置いてあったんですよね。

その後6月に、私が地元で開催している「ポン酢会」というイベントでも紹介した商品になります。

その時出したポン酢がこちら

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この中でもまだ紹介していないポン酢が沢山あるので、後日紹介していきたいと思います。

では、本題の梅ぽん酢の話に戻します。この商品は梅エキスなどではなく、丸大豆醤油に大河原町さんの梅を漬け込んだ梅醤油を使用し、酸味として醸造酢と琉球もろみ酢を使用。出汁としてカツオ、昆布、ホタテのエキスが入っており、柑橘類の果汁などは使用されていないことが特徴です。そのため、口に含むと青梅の風味が口の中に広がり、出汁の味でまろやかな酸味を感じられる商品になります。どちらかというと梅干のような紫蘇の風味より、梅酒のような風味が感じられる商品になります。

色々と使い勝手がいいポン酢だとは思うんですが、如何せん製造元が廃業しているため、今後は手に入らなくなる商品です。店舗によってはまだ在庫があるようなので、見かけたら試していただきたい商品ですね。